関西の介護と医療護の情報コミュニティサイト・きらけあへようこそ!業界情報や講習情報など役立つ内容がいっぱい!同じお仕事をする仲間を見つけたりプレゼントに応募もできます!

介護を知る人たちが本音を語る座談会

バックナンバーはこちらから!

File No,01

施設長に密着取材!

File No,02

観たぞ!「殯の森」

File No,03

「むつき庵」の取組み

File No,04

歌で感じる生きる喜び

File No,05

介助者を守るNoLift論

File No,06

うぇるぱ高知の活動

File No,07

カメラマンと障がい児の触れ合い

File No,08

ダイバージョナルセラピーって?

File No,09

もう一歩踏み出すための介助術

取材データ 今回のトピックは、いつもと趣向を変えて、2008年8月23日(土)に開かれた『第1回きらけあ座談会』の模様をお届けします。『私の理想の老後』をテーマに、モニターさん達には大いに本音を語っていただきました!

このイベントは、2008年7〜12月の期間中、毎月1回きらけあ事務局が主催している『モニターの集い』企画の一環として行われたものです。
モニターさん達には、「きらけあにあったら嬉しいコンテンツは?」、「今、あなたの職場で取沙汰されている話題は?」、「どういう機能があればもっと便利?」等のアンケートにお答えいただいています。お陰様で、みなさんの大きな笑い声と活発な会話で盛り上がり、「楽しい時間を過ごせました」や「いろんな意見が聞けて勉強になりました」等の感想をいただいています。「楽しそう!自分も参加してみたい!!」と思われた方!1回限りの参加も大歓迎です。お気軽にお問合せください。
(次回開催日は9月20日です!詳しくはコチラ!)

それでは座談会へ参加してくださったモニターの皆さんのご紹介から、今回のトピック記事スタートです!

調査報告

かえる(♀) : 老健で働く管理栄養士。専門分野を問わず好奇心旺盛。ヘルパー2級講座で勉強中。(左)
ひで(♂) : 他業界から介護へ転職。入所施設の介護職員を経て、現在は福祉用具関連の会社で新米営業マンとして奮闘中。(中)
さおり(♀) : 介護保険の報酬請求等を扱う事務職員。介護報酬や市区町村の特別給付などの知識はさすが!(右)

つばさ(♀) : 施設のケアマネジャー。豊富な知識・経験を語ってくれるモニターさん達の先輩格。(右)
ゆう(♂) : 施設運営経験が有り、介護保険制度等、行政の対策に関する知識が豊富。ヘルパー2級受講中。(中)
さつき(♀) : 介護保険の報酬請求等を扱う事務職員。最近、久しぶりにピアノの練習を再開。さおりの後輩。(左)


―皆さん、座談会に参加するのは初めてですか?職場以外で職種を飛び越えた交流をされた経験は?

つばさ : 私は、働きながら通信大学にも在籍しているので、月1程度でスクーリングに行く時に交流があります。福祉関係の方が多いですけど、一般企業の方や主婦の方もいらっしゃるので、割と幅広い層に渡っています。

きらけあ座談会 かえる : 私も介護とか医療に限らず、外部のいろんな勉強会にはよく参加しているので、いろんな職種の方や、ボランティアの方と話す機会に恵まれていますね。

ひ  で : へぇ〜!僕は、友人の中で医療系の人もいるんですけど、専門的な話までは…。こういうカタチの座談会っていうのは初めてです!

さおり : 私もあまり…ないですね(笑)。レセ(介護事務)をしているので、電話でお話するぐらいです。

―スタイルは違ってもそれぞれが介護に関連する仕事(経験)をしている中で、「高齢者」や「ケア」について日頃感じていることを、何でもどうぞ!

つばさ : 「高齢者」ってどういう“くくり”なんだろうっていつも思います。急な疾患で、若年性認知症になられた50代の方を、80代90代の方と同じ「高齢者」とは呼べないですよね?同じケアをするもの変じゃないですか?
それに、私も含めて認知症を十分理解できていないスタッフも利用者さんも多いですよね。だから、ケアする側がもっと勉強せなあかんって思って、後輩にも口酸っぱくして言うんですけど、私がいくら言っても本人自身が思わないとね〜。やる気をおこさせる言葉掛けって何かあると思うんですけど、なかなか適切な言葉を使えてないんですね。難しいです…。

座談会の様子 さおり :  私の仕事では利用者さんに直接的に接する機会ってほとんどないんです。事業所さんのフロアの雰囲気も見る機会はほとんどないです。でも、職員の離職率が高いなって感じます。

つばさ :  1日で辞められたことあるわ〜。

一  同 :  あるある!(笑)

さおり :  求人かけても、なかなか応募が集まらない。高齢者がドンドン増えて行くのに、これから先、一体誰が介護するのかというのが、ちょっと不安なところですね。

―では、皆さんには理想の歳の重ね方ってありますか?

かえる : はい!うちの祖父なんですけど、85歳で独居していて、要支援すらついてないんです。
カラオケに行ったら、日付変わるまで帰ってこないし、孫の私を誘って食べ放題の焼肉行くしで、祖父宅に遊びに行くには、アポ取らないといけないんです(笑)。

一  同 : おぉ〜〜!!素晴らしい!!!(拍手)

かえる : 祖父は理想ですね!若い頃に単身赴任していたようで、一人で暮らすことに抵抗がなかったみたい。「おじいちゃんそれさっきも言うたし!」ということは度々ありますが、地域にお友達もいっぱいいるから、地域に見守ってもらうしかないかなって。自治会の運営にも参加してるから、生きがいがあって、今のところは独居を楽しんでいるみたい。

ゆ  う : まさにそんな感じがボクの理想かも!介護保険制度が必要ないくらいの状態でいれたらいいなって。100歳まで生きたいとか長寿を望むよりは、元気なうちにポックリ逝きたい!無理やり生かされてる状態の方が嫌だなーって思うし。

つばさ :  あ〜私も、無駄に延命はしてほしくないなぁ。体の自由がきくうちは、お酒飲みたい時に飲んで、出かけたい時に出かけたり、好きなようにしたいな!でも、私は絶対認知症になると思うし〜。

一  同 : ぇええ〜(笑)!

さつき : 私も、体の自由が利かない要介護状態になったらどうしようって考えてしまいます。私のイメージでは、旦那に先立たれて…

さおり : 先立たれんの、決定なん?!(笑)

さつき :  そう、先立たれて独居になって…っていう将来イメージ。

かえる :  でも、旦那に先立たれた後の女性は強いって聞くよね〜!

ゆ  う :  あるある!独居になったケースっていうのは女性の方がイキイキしてる方が多いって施設にいる時に思ったかな。だから、さっきかえるさんのおじいさんの話聞いて、独居ですごい元気っていう話はなんか嬉しいな!奥さんに先立たれた方がしょんぼりしてしまうケースはよく見てきたから。

さつき : 私の叔母が今施設に入所しているんです。最初は、すっごく嫌がっていたんですけど、入所してから今まで以上にイキイキしてるんです!私はずっと自宅で過ごしたいって思ってたけど、楽しそうに生活している叔母の姿を見ていると、施設で生活するのもアリなのかなって最近思うようになりましたね。

さおり : 私の考えでは、在宅で自分の家族とかに面倒見てもらうよりも、施設に入って、全く知らない人に面倒見てもらう方が気持ち的に楽なんじゃないかなって思う。どっちも気を遣うとは思うけど、その遣い方が違う気がするんですよね。施設に入った方が、専門的なケアをしてもらえるだろうし。動けなくなるまでは在宅がいいけど、誰も知らない間にポックリ逝きたくないなって。あまりにもそれはちょっと寂しいかなって。

ひ  で : 僕は在宅がいいなって思ってるんです。食事の時間や排泄、レクなど1日のスケジュールが決まっちゃってるのがちょっと嫌かな。可能な限り、好きな時に好きなことをしたいです。

 

―みなさんそれぞれ理想の老後を描いているんですね〜!では、そんな理想の老後生活を実現するには、高齢者を取り巻く環境・制度に望むことは何ですか?

つばさ : 現状から変えてほしいこといーっぱい!以前「介護度4」だった方が、更新申請後に「介護度1」になったんです。家族は施設入所希望なんですけど、こちらの意見としては、今は歩行も可能だし、すごい元気だから、できれば在宅で生活してもらいたかった。せっかく元気になって「介護度1」になったのに、介護保険もらうためには4の方がよかったという現実。なんでこんなややこしくしちゃったの??っていつも思う。

ゆ  う : ほんまややこしい!!現場で従事してる人間にとってもややこしいけど、利用者さんや家族さん達ははもっと訳分からんやろうな。介護保険のメリットっていったら、受ける側がサービスを選べることだと思うんですけど、選ぶ段階に至るまでがややこしすぎて、自分でケアプランなんて作りようがない状態やと思うんです。今の制度のままだといつか破綻するんじゃないかって思うと不安です。自分たちがいざ介護保険を受ける時期まで果たしてこの制度はもつのか?って。

さおり : 私は請求する仕事ですけど、施設によって設定は違いますが、毎月20万円超える額を請求していたりして…。自分が高齢者になったときに、果たして毎月それだけ払えるのかって…。年金ももらえるかどうか分からないしねぇ、不安です。

つばさ : 採算がとれないと施設って運営できないでしょう。それを抜きにしてももっと多くの利用者さんを受入れたいんだけど、ごめんなさいって言うしかない時はつらい!どうしたらいいっていう答えが出されへんし。でも団塊の世代の介護問題がそこまで来てるでしょう。その方々みんなが利用できるほどには施設の数は無いし、整備は整ってないし、年金はどうなってるねん!っていう思いもある。それに、少子化やから入るもの(財源)もないし、本当に不安の一言やね。

さつき :  不安ですね…。今はまだ若いし、仕事柄、制度のことを理解してますけど、介護が必要になった時、自分は社会についていくことができるのかな?時代に応じて制度の内容も変わるでしょうけど、独居になったら、誰に聞いたらいいのか…。かえるさんのおじいさんみたいに地域に守られてるような暮らしは理想なんですけど、もしそういう環境がなかったら、頼る人がいなくなったら…って。

さおり : 市によっても介護保険の取組み方が違うから、更に分からんよね。

ゆ  う : 窓口が市町村なのは住んでる人が身近な存在に感じられるから良いと思うけど、運営自体が市町村に委ねられてる部分が大きいからか、住んでいる所によってバラつきがあるのはいいのかな?という疑問もあります。 地域差がでてくるっていうのはちょっとおかしいような。良い意味でサービスを張り合ってくれるんならいいんですけどね。

ひ  で : ほんと、介護職員の離職率高いじゃないですか。なんとかならないんですかね〜。給与レベルを上げてもらうのは絶対に必要!福祉系の学校行かれた人が入ってくることも多いと思うんですけど、そういった方が長く続けられて働きやすい環境を!
僕は他の分野からの転職組ですけど、2級の資格を取ってから未経験から始めてみたら、本当に辛かった!僕のような転職組もスムーズに介護の仕事を始められるようにしてほしい。
ヤル気はあるけど、何もできないもどかしさといったら! 何度もいいますけど、賃金レベルが上がれば、若い世代だけに頼らず、もっと広い世代から介護で働く人が増えていくのではないかと。ぜひ、きらけあを通じて訴えていきましょう!

一  同 : 賛成〜!!

 

―それでは一致団結したところで、本日の座談会に参加したご感想をどうぞ!

つばさ :  こういう意見があるんや〜っていうのをすごく感じたね〜。

ゆ  う : みんなバラバラの意見やろうなって思いながら参加したら、やっぱりバラバラやった(笑)。
「高齢者」には一人ひとり違うライフスタイルがあるということを、分かっていても見過ごしがちやから、身が引き締まる良い機会になりました。

さつき : 私が知らない介護の現場の話がたくさん出てきて、勉強になりました。いろいろな人の意見を聞いていると、「それもいいな!」というのがたくさんあって、自分の知識不足を痛感しました。これから年取ることによってこだわりも増えるんでしょうけど、いろんな人の話を聞かないとって思いました。

さおり : 今まで自分の老後を考えたことがなかったので、今回参加して、自分はどうしたらいいのかを考えるきっかけになりましたね。それから、現場の方は大変なんやなあって(笑)。親の介護が必要になった時とかのために、自分もこれから介護のことをもっと勉強していかないと!

ひ  で :  皆さんそれぞれに高い理想があって、同時にそれぞれの現実を抱えている。僕も自分の現実の限られた枠の中で、あれこれ考えたりしますが、今日の短い時間内でその枠が外れたというか…。すごく楽しかったです!いきなり介護職の時給1000円が2000円になるとは思いませんけど(笑)、こういうのを考えるきっかけというのは大事ですよね。新しい人がどんどん携わっていけるようなね。

かえる :  こんなふうに6人寄っただけで、こんなにも熱い思いがある!国民全体ではもっとあるはずなのに、なんで国に通じないかなって!!!(怒)

一  同 : ははは(笑)座談会、第2部スタート??

―皆さんの熱い想いはまだまだヒートアップしていますが(笑)、今回の座談会はここまでとさせていただきます。
お集まり頂いたモニターの皆さん、貴重なお時間とお話を本当にありがとうございました。

 
今回のまとめ

介護に関わる様々な職種のモニターさん達と、こうして本音トークができる場を設けてみたものの、有意義な意見交換が出来るのか、実は少し心配していました。しかし、語りだすこと数分後…みなさんのパワーに圧倒されるばかりでした。立場が違うと見方も変わってきますが、「根幹の部分はみんな一緒なんだな。」とつくづく感じました。この熱い現場の想いが、制度や国の施策に少しでも反映されることをきらけあは願っています。

ところで、『モニターの集い』に参加していただくと、お土産として極上スイーツをお持ち帰りいただいているのですが、今回は、エクチュアのチョコレートの詰め合わせでした。
きらけあイチオシの「塩チョコレート」をはじめ、一粒が300円もしちゃうチョコレートの詰め合わせをお持ち帰りいただきました。あなたもモニターに参加して、可愛くてキレイで、頬っぺたが落ちそうになる美味しさのスイーツを味わってみませんか?
モニターの集い』は、2008年12月までの毎月1回、第3火曜日13:30〜16:30、会場は大阪市中央区安土町(大阪市営地下鉄堺筋線「堺筋本町」駅下車1分)のきらけあ事務局です。お申込は次の手順でどうぞ。

(1)きらけあ会員に登録する
(2)こちらのメールフォームをご利用いただき、「モニターの集い○月分参加希望」を明記の上、ご応募ください。
(3)事務局の担当者から追ってご連絡いたします。

きらけあをより良くするためにあなたのご意見をぜひお聞かせください。お待ちしております。
それでは、次回のトピックもお楽しみに!

▲TOPへ戻る