フィリピンから日本に来て20年近く経ちますが、介護の仕事に就いたのは去年の6月からなんです。
以前、肺炎にかかって入院したことがあったのですが、入院中に優しくしてくれた看護師の仕事ぶりを目にしました。下の世話も当然のことの様にしてくれる姿に敬意を感じて、自分もこんな仕事がしたいと思いました。
私は“毎日がチャレンジ!”というような仕事が好きで、この仕事は、そういう意味でも自分にピッタリだと思います。
今の施設は、ここで働いてる友人の紹介で去年の6月から働いています。
『スタッフのみんなが優しいから大丈夫。』と友人に背中を押してもらってのスタートでした。最初は言葉の壁を感じる事もたくさんありましたが、本当に優しく接していただいて、とても助かりました。
私はもともと人と話すことが大好きで、利用者様とも会話を楽しみたいので、英語版の日本の新聞を読んで利用者様との共通の話題作りに気を配っています。1年経った今では仕事にも徐々に慣れてきて、日々の仕事を楽しんでいます。
私は、フィリピンにいる母と離れて暮らしているので、同じ様に家族と離れて暮らす利用者様の気持ちを理解することが出来ると感じています。利用者様と話しながら、いつも自分の母のことを思い出すんです。フィリピンにいる母の面倒をみてくれている人にも、私と同じように母と接してもらいたいなぁと、思いを込めて、真心のこもった介護を心がけています。
多くの場合、入所する施設を決めるのは、利用者様ご本人ではなく、ご家族です。ですから、ご家族の信頼があってこそ安心して入所していただけると思っています。そして、その信頼を守り続けたいと思っています。
私は現在、夜勤を中心に働いています。眠れない利用者様がいると、一緒に巡回しながら、その方が“愛する人”の話をするんです。お子様との思い出だったり、だんな様と出会った時のこととかね。そうすると安心して眠っていただけるんです。愛する人のお話をしている時の利用者様の嬉しそうな顔に私も嬉しくなります。
たまに、ある利用者様を介助している時に、別の利用者様からのコールが重なると、「ちょっと待って〜!」って、焦る時もありますけどね(笑)。
60歳までは日本で介護の仕事を続けたいと思っています。そしてその後は主人とフィリピンに戻り、介護の学校の先生になりたいです。最近は、フィリピンでも介護の学校が増えてきましたが、その後の就職先を国内で見つけるのは困難な状況です。フィリピンでは最後まで自宅で介護をするケースがほとんどなので、日本のような施設は少ないのです。だからこそ、私が介護の仕事で感じる喜びを伝えていきたいと思います。
介護の仕事は毎日チャレンジできることがあるから楽しいですよ。人間関係も広くなりますしね。「介護の仕事に興味はあるけど・・・」と足踏みされている皆さんも、どんどんチャレンジしてください。
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