健康過信

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今年の夏は非常に暑いです。

在宅ヘルパーさんやケアマネさんの移動業務、デイサービス職員さんの送迎業務&入浴介助、施設職員さんのハードな三大介護業務や夜勤、利用者さんのことで一生懸命でついつい自分の体をいたわることを忘れてしまいがちです。

皆さん、ちゃんと水分を摂っていますか?

夜寝ていますか?

忙しすぎることはありませんか?

実はもう笑い話になってしまっているのですが(その当日はもちろんシビアでした。マジで。)ちょうど一週間前の木曜日、私は大変な目にあっていました。

恥をさらして自戒の意味もあるのですが、皆さんにも気を付けて頂きたくて。

私、今47歳ですが、太っています。

「生活習慣病」「サイレントキラー」が忍び寄ってくる年頃です。

同じ年代の皆さんに読んでいただきたい日記です。

 

*************

 

その日は朝から別に変わったこともなく普通に出勤しました。

午前の業務は入浴介助。特浴ですね。利用者さんをストレッチャーに乗せて洗髪洗身介助をします。4人くらい入浴介助したかな。時間通りに仕事が終わり昼休憩に入りました。

いつもデイサービスや事務の職員さんたちとおしゃべりしながらお昼ご飯を食べるのですが、その日は、某オムツあて研究会(正式には排せつケア研究会)でDVD撮影をした話を私が得意げにしていました。

「オムツあては特に施設や在宅で大切な介護業務で、その知識も技術も問われるところ。

私も勉強したいと思ってモデルの仕事を引き受けたの。

しかし・・・・行ってびっくり。

オムツあてって確かに女性だけにやるものではないのよね、男性もオムツあてる人いるから。でもオムツをあてられるモデルは女性しかいなかった・・・。だから・・・・。」

同僚のAさんがきく。

「だから?」

づんこ「だから、あたし、男性のち〇ち〇がついたタイツを履いて、ベッドに横たわりオムツをあてて(巻いて)もらう役柄を演じた!」

 

omutsuhiratsuka.jpg

 

同僚A、B、C「きゃははははは。」

づんこ「なんか変な気持ちだった。男になったみたいな。モデルの待ち時間はずっと触っていた。何だか手持無沙汰で触ってしまう。息子が小さい時によく自分のち〇ち〇を触っていて『やめなさい、みっともない!』と怒ったものだけれど今になって何となく触ってしまう気持ちがわかる。』

 

そう話して私はその写メをみんなに見せました。

 

大爆笑!

 

 

ウケた、ウケた、

・・・・いや、笑っているけれど実は離縁覚悟でモデルやってるだよ(爆)

子どもにも「ママ、お願いだから仕事選んで」と泣かれただよ(爆×2)

 

でもでも、皆さん、よく考えて。

介護技術でとても大事でしょう?オムツ交換。

もちろんオムツをしなければそれが一番いいけれど人生の最終ステージでオムツをあてなくてはならない利用者はたくさんいる。

在宅ヘルパーさんの身体介護にも必要だし、施設職員はこの技術を習得しないと一人前になれないもの。 

 

 

さて、休憩時間があと10分になり、準備をしようと思いました。

後ろで隣に座っていた同僚のAさんが台所から私に言いました。

「づんこさん、ヨーグルトのカップ洗うからちょうだい!」

さてヨーグルトのカップを取ろうとしたら、なんかおかしい。

Aさん「ねえ、洗うよ、ついでだから!」

づんこ「・・・・・。」

Aさん「どうしたの?遠慮しないで!」

づんこ「遠慮はしないけど、、、カップが取れない、立てない、歩けない」

Aさん「えええええ?」

 

 

 

 

この時、頭をよぎりました。

 

「頭がぼーっとしておかしい。このままだと気を失いそうだ。これは頭で何かが起こっている。そして体が動かない。立てないし手も動かない。吐き気もある。

 

梗塞だ!」

 

普段こういう仕事をしていて脳梗塞の利用者さんの発作も見ているのですぐ自分に当てはめてしまいました。

 

入浴介助の時、水分をあまりとらなかった。

ああ、あれが命取りだった。

 

まわりがわいわい騒いでいるのはわかるけれど意識が朦朧としていて、何か考えようとすると冷や汗が出て来ます。

そう言えば反省の材料はたくさんあります。

 

6月はめちゃめちゃ忙しかったんです。

7月に入って夏風邪を引いてもう1ヶ月風邪をひきっぱなし。病院で咳止めはもらったけれどそれでも毎晩咳をしている。夜眠れていませんでした。本人は寝た気になっていても身体は休まっていなかったんですね。

先週、レクセミナーの講師とオムツあてDVDのモデルを一緒にやったのが一番こたえたのかなとも思いました。

別々の日にすれば良かった。1日目、セミナー講師をやってホテルに泊まり翌日はハードな撮影だったんですね。

 

それだけならまだしも、間髪おかずお世話になった主任の老健でやったレクボランティア。

1人で全てやったからレクボランティアも相当大変でした。

 

その帰りの車の故障。高速道路降りたところでエンジンから煙が上がって怖かった。震え上がりました。

・・・・・なんて忙しいめまぐるしい毎日だったのでしょう。

 

その合間は仕事もあるし、婆ちゃんが大分からやってきて掃除やら準備やら大変でした。子どもの部活の送迎も毎日やったし・・・風邪ひきながらいろんなこといっぺんにやり過ぎてしまった・・・ああ後悔先立たず、、、

 

あ・・・・車!!

車のことを思い出しました。

車から煙が出た時、料金所の路肩に車を停めたのですが、その時私、こう思ったんです。

「これでエンジンを切ったらもう二度とこの車は動かない。」

そう思って車をそろそろ動かし一般道路の途中でエンスト、助けを呼びました。

 

 

私、これで気を失ったら、死んでしまう・・・・。私のエンジン、切ったらもう目がさめない。

笑ってしまうけれど、死の恐怖が一気に襲って来ました。

痛いとか出血しているとかそういうのとちょっと違うんです。

 

頭がやられている、失神しそうだ、体が動かない、、、それが一番の恐怖。

 

・・・・今死んだらやばい。

AさんもBさんもCさんも

「最期にづんこさんと話したのは、ち〇ち〇のタイツの話」(爆)

葬式でみんなに話すだろう。

 

もっとマシな話をすれば良かった。

最期までシモネタかいっ!!

 

 

Aさんが車椅子を持ってきてくれました。

Aさん「車椅子に乗れる?」

づんこ「ごめん、立てない、座らせて。」

Aさん「わかった。トランスする。」

づんこ「ありがとう」

 

脇腹に両手を入れられ車椅子にトランスされるづんこ(爆)

ナースが飛んできました。

ナース「どうしたの?今、血圧はかるから。」

づんこ「どうしたの、、、って。わからない。なんだかちょっと変。頭が変。」

 

ナース「変なはずよ。上が200で下が117。」

 

実は私は何度か死にかけていて(爆)その時の医者の(家族に言った医者の)言葉を思い出しました。

25歳の初めての出産の時、妊娠中毒症。

メキシコから帰ってきてすぐ救急搬送。

「上が210です。いつ心臓が止まってもおかしくない。」

 

ガーン!あの時と一緒・・・。

 

やっぱり死んじまうのか。

 

助かっても・・・・・ああ考えるだけで怖い。

 

とにかく玄関に行くことにしました。

 

ただ、エレベーターに行くにはフロア(利用者さんがくつろいでいる場所)を通らなくてはなりません。

 

づんこ「Aさん。お願い。この姿を利用者さんに見せたくない。騒ぎになるのもいやだし心配かけるのもいやだけれど。介護職員としてのプライドというか、見られたくない、、」(ここで気絶する)

 

Aさん「わかった!」

 

彼女は大きい毛布をすっぽり私の頭からかけて車椅子を急いでエレベーターまで押して行ってくれました。

 

私の意識が戻ったのはエレベーターの中。

 

なんと、エレベーターで2階から1階へ降りるだけなのだけれど、たった一つ降りただけだったのだけれど、とても気持ち悪くて怖かったんです。

びっくり。車椅子でエレベーターに乗るって、「楽ちん」ぐらいにしか考えていませんでした。

こんなに不快だなんて思いもよらなかった。

 

 

Aさんが呼んでくれた救急車がやってきました。

 

 

救急隊員「名前を言えますか?」

 

づんこ「〇〇づんこです。」(ここで気絶する)

 

救急隊員「年齢は?」

 

づんこ(心の中で)気絶してんだよ!

 

救急隊員「ええとこの人の年齢は?」

 

Aさん「48歳です。」

 

づんこ(息絶え絶えに)「47歳です、47歳。」(息を吹き返しすかさず訂正する)

 

救急隊員「既往歴は?今までした大きな病気は?」

 

づんこ「認知症です。」(妊娠中毒症と言ったつもりになっている。」

 

救急隊員「へ?」

 

づんこ(気絶してて間違えました)「・・・に、、妊娠中毒症の間違いです。」

 

救急隊員「症状は?どんな症状ですか?くるくる回っている感じですか?」

 

づんこ「うーん。くるくる回っているのもありましたが、酔っぱらって頂点に達した時のくるくる感もありましたが、でも回っているというよりのぼせているという感じです。」

 

救急隊員「めまいですね。」

 

づんこ「・・・・めまいじゃあないと思うんですが。」

 

救急隊員「ストレッチャーに移動出来ますか?」

 

づんこ「立てません。手伝っていただけますか?」

 

ストレッチャーに寝ると急に上にグンと寝台が上がり、これもびっくり。

 

救急隊員「仰向けに寝られますか?」

 

づんこ「仰向けに寝ると死んじゃいそうです。なんていうか気絶してしまいそう。横向きに寝かせて下さい。」

 

救急車は当たり前だけれど信号を無視してスピードを上げる。

 

 

怖い怖い、寝ていても怖い。

 

 

利用者さん、こんな思いして病院に運ばれていたんだなあ・・・・・。

 

 

救急隊員がいろいろ質問をしてくるのだけれど、こっちは意識が朦朧としているのに、同じ質問を何回もする。

 

「めまいはいつごろから始まりましたか?」

 

・・・めまいなんて言っていないのに。頭がぼーっとしただけでめまいなんてないのに。

 

「血圧は普段いくつくらいですか?」

 

・・・普段から高めだけど200までは上がらないよー。お願いだから早く何でもいいから下げてー

 

苦しいよー、つらいよー、血圧下げてーーーー

 

死にたくないよー。まだ古瀬さんともしんさんとも又佐さんともMaa-chanとも、笑福会(私が会長を務める集まり)のみんなとも会っていないよーーー。

 

会長は偉い人のはずなのに(爆)入浴介助で倒れるなんてカッコ悪いよー。

 

 

***********

 

 

病院に到着するとCTスキャンで脳を調べて先生の説明を聞く。

 

「大丈夫です。特に脳に異常は見つかりません。」

 

づんこ「あの・・・あまりに方向音痴なので心配なんですが・・・萎縮してませんか?」

 

医者「大丈夫ですよ。普通の脳ですよ。」

 

づんこ「良かったぁ・・・。」

 

救急搬送ですから、異常がないとわかるとすぐに家に返されます。

 

もう「用がない者はとっとと帰れ~」状態です。(仕方ない、重度の患者さんがたくさん運ばれてきますから)

 

そしてついうっかり、介護士さんに「すみません、トイレに連れていってもらえませんか?」と頼むと、介護士さんが無言で車椅子を持ってきて、勝手にトランスして私をトイレに連れていくんですね。

車椅子を押す技術は上手です。手早く安全に車椅子を押しています。

もう慣れているのでしょう。

とてもスムーズで速いんです。

 

でも、怖いんです。速くて。

 

上手だけれど、技術は熟練しているのだけれど、だからこそ、怖いんです。

 

そして

 

本人は忙しくて無言なんでしょうが、車椅子に乗る当人としては切なかった。

 

思いました。

 

やっぱり優しく笑顔で「はい、トイレに行きましょうね、車椅子、動きますよ」という声掛けは絶対に必要だと確信しました。

 

介護の基本だと思いました。

 

****************

 

翌日、かかりつけのお医者さんに行って、倒れた時の状況を全て話したら、驚くことを言われました。

 

「★風邪で体が参っていたこと

 ★忙しすぎたこと

 ★入浴介助で水分を摂らなかったこと

 ★血圧が200まで上がったのはびっくりして上がったのだろう(すぐ戻った)

 

結局、脳貧血です。」

 

えええええええええええええ?脳貧血?

 

「小学校の時とか、よく朝礼で子どもがバタバタ倒れたでしょう?あれ。」

 

ををををををををををををををを!体育館でバタッと倒れ保健室、憧れていたが一度もなかった・・・・47歳にして貧血デビュー!!

 

高校の陸上部で検見川の東大グラウンドでクロスカントリーのコースを一日走らされ、部員は殆ど倒れたのに、あたし1人は倒れなかったのに。

 

水上スキー1日やって翌日にホノルルマラソン42.195キロ完走してもへっちゃらだったのに。

 

九十九里70キロ走って優勝して千葉テレビでインタビュー受けたのに!!

 

 

三浦マラソン走ったあとに練馬に行って70キロくらいある男の子の障害者ガイドヘルパーやっても倒れなかったのに。(今年の話)

 

 

私は先生に質問をした。

「デブでも貧血になるんですか?」

「高血圧でも貧血になるんですか?」

「血液ドロドロでも貧血になるんですか?

「メタボでも貧血になるんですか?」

「体強くても貧血になるんですか?」

 

お医者さんは「太っていても、高血圧でも、体強くても、貧血になりますから。

健康を過信しないで下さいね。入浴介助の時は水分をたくさん摂ってくださいね。」

 

と私を窘めました。

 

*************

 

 

ということで、この夏は、皆さん、暑いですから、

 

特に体をいたわって下さい。

 

風邪は放っておかない。

 

疲れすぎない。

 

水分をたくさん摂る。

 

介護職員は健康が命。

 

みんな、元気にこの夏を乗り切ろう!!おお!

コメント(2)

あぁ、よくぞご無事で!

この夏は本当に異常な暑さで、その上、私たちは去年より
1つ年をとっている。

無理は禁物だけど、自分の病気やけがなどで同僚にも
迷惑はかけられない。 

しっかり栄養と睡眠をとらないといけませんね。


それにしても、自分が倒れてもなお、こんなレポートが欠ける
JUNKOさんは素晴らしい!

先日の笑福会でも裏方をしながらしっかり聞いていたと
褒められていましたね。

当事者のJUNKOさんとそれを別のところから見ているJUNKO
さんがいるみたい。 幽体離脱~


車椅子で誘導される利用者さんの気持ち

トランスのスピードを怖いと感じる利用者さんの気持ち


JUNKOさんの実体験を通じてよく理解できました。

でもくれぐれも大事にしてくださいね。


私も教えを守って夏を乗り切るぞ! おぉ!

よかったですね、この世に戻ってこれて。

んッ?…もしかして、ゾンビになっちゃったのぉ?~ヾ(@^▽^@)ノわはは

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JUNKO's プロフィール

Junko
名前*JUNKO

年齢*48歳

仕事*デイサービスの介護職員をしながら勉強を続けています。社会福祉士、介護支援専門員、介護福祉士、認知症ケア専門士です。

キャラ*ずぼらなA型、情熱的な天秤座、勘違いだらけの人生・・でも辻褄合わすの上手・・・。泣いたり笑ったり怒ったり哀しんだり、喜怒哀楽の激しい性格です。

趣味*バンド・・・・下手だけどドラマーです。キーボードやる時もあります。直球のロックが大好き。ハモるのが好きでコーラスも担当します。昔は作詞作曲もしたけど、今は忙しくて・・・。

好き*音楽、介護、アメリカ映画、英語、チョコ、卵、冒険、ナスの天ぷら、女性っぽい男の人、男っぽい女の人、意外性のある人間、マラソン、お年寄り、子供

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